建学の精神
「浄土真宗」とは、念仏をもうすすべてのものが阿弥陀仏の本願力によって、
浄土に往生することができるとする仏教の教えです。
この教えは親鸞聖人(しんらんしょうにん)によって顕かにされ、信仰され広められたことから、
「浄土真宗の精神」は同時に「親鸞聖人の精神」であると理解されています。
親鸞聖人は、偽り多きこの世の中において、何が真実であるか、
どこに本当に頼りになるものがあるかを厳しい修行を経て追求されました。
そして浄土真宗の教えに真実を見いだし、世間の名声や常識に惑わされることなく、
九十年の生涯を真摯に生きて行かれた方でした。
龍谷大学は、この親鸞聖人の生き方を指針として、虚偽に迷うことなく、
何が真実であるかを常に見きわめ、自らを律していくことのできる本当の自分に育っていくことを、
本学に関わるすべての人に建学の精神として求めています。
- すべてのいのちを大切にする「平等」の精神
- 真実を求め真実に生きる 「自立」の精神
- 常にわが身をかえりみる 「内省」の精神
- 生かされていることへの 「感謝」の精神
- 人類の対話と共存を願う 「平和」の精神
以上は、建学の精神である浄土真宗の教え(親鸞聖人の精神)を、
共に学び、共に実践するために平易な言葉で5項目にまとめたものです。
*抜粋* 龍谷大学HP 龍谷大学/建学の精神